屋根温度の上昇を抑制する遮熱塗装
相模原市中央区で施工した屋根塗装の工事。
築19年にしてはじめての塗装ということで、施工前の屋根には茶色いコケ類がびっしりと覆っていました。塗料と下地の密着力を高めるためにも、最高50キロ圧の高圧洗浄機で汚れを洗い落とします。
今回は遮熱塗料のサーモアイを使用して塗替えします。この塗料には太陽からの赤外線を反射して、屋根温度の上昇を抑制する働きがあります。屋根下のお部屋は、真夏にはサウナのようにムシムシとしてしまいますが、この充満してしまう熱気が改善すると言われています。
鉄部にはサビ止めで下塗り、屋根材にはサーモアイ専用のシーラーを塗布して剥がれにくい塗膜に仕上げます。屋根全体にたっぷり塗布。
次に主材で中塗り。塗料性能が発揮されるように、肉厚で均等な厚みになるように気をつけながら塗膜をつけていきました。
そして3度塗りの仕上げ、上塗りで、より塗膜の厚みを加えながらきれいな塗布面に仕上げます。雨押さえや雪止め金具は先に塗り込んであるので、ローラーで全体に塗料を行き渡らるのもスムーズです。縦横に転がしてムラのないように。
途中経過ですが、屋根には塗料のきれいな光沢が輝いています。
最後は縁切りをします。通常、はじめての塗装では屋根の縁切りをしなくても、屋根材の隙間は空いています。ですが、今回使用した遮熱塗料や、断熱塗料は塗膜が特に厚くなるので、縁切りをしました。
屋根材の重なり部分が塗料で埋まってしまっているので、カッターで切り離していきます。こうすることで、雨水の排水経路ができるので、雨漏りを防ぎます。
下塗りから上塗りまでトータルで日射反射性能があるサーモアイを使用し、夏場の室内環境を改善する塗装に仕上がったのではないかと思います。